世界観設定資料
この世界では、音楽とダンス、ファッションは、単なる表現の手段ではない。
それらは、実際に世界の秩序やエネルギーを操る力を持っている。
人々は、精霊と呼ばれる存在と深い絆を結び、歌やダンスを通じて力を授かり、それを使って現実を、この世界を形作っている。
特に、歌とダンスとファッションを組み合わせた「 TrendSyncLIVE 」は、世界のエネルギーを変える最も強力な方法とされているのだ。
この世界には、「 おとだま 」と呼ばれる存在がいる。おとだまは人々の感情や思考、そして音楽や舞踏に宿る力から成り立っており、それが世界を支えるエネルギー源となっている。
彼らが世界の調和を保っているのだ。
このおとだまのバランスが崩れると、世界は崩壊する。
そのため、おとだまを守り、バランスを保つための戦いが繰り広げられることもしばしばある。
「アイドル」 ――――世界の秩序を護る騎士たちよ、世界は貴方たちのライブに託された。
・デザイナーとアイドルがタッグを組んでライブをする。
・専用の機器にカードを差し込み、デザインを印刷すると、カードに宿るおとだまの力によって少女はアイドルに変身する。カードに直接手描きで描くデザイナーも居るらしい。
・デザイナー側から希望があれば演出なども担当出来る
作中用語
・おとだま
おとだまは、この世界の中心的なエネルギー源であり、音楽、ダンス、そしてファッションに宿る力を集め、世界の調和を保つ役割を果たしている。
おとだまの力は、各人の感情や心の状態に反応し、特に「純粋な心」や「他者を思いやる心」に共鳴するため、感情や心の成長がパフォーマンスや戦いの結果に直接的な影響を与えることができる。
おとだまの力は、個人の内面的な変化や成長、そして他者との絆が反映された形で現れる。
おとだまに認められ、力を授かれるのは「心の強さ」「優しさ」「共感の力」を持つ者に限られる。これが、単なる技術的な戦いではなく、心の成長を伴う試練となる所以だ。
・トップアイドル
この世界では、「おとだまに認められる」ことが最も重要な目的の一つとなる。
おとだまに認められた者は、トップアイドルとして世界の命運を握る力を手に入れることができる上、一つだけ願いを叶えてもらえるが、おとだまに認められることはそう簡単なことではない。
強く、心優しい心の持ち主のみが、おとだまの力を手にすることが出来るのだ。
・破壊の旋律団
破壊の旋律団は、おとだまの力を使って世界の秩序を壊し、新しい支配構造を築こうとする勢力だ。彼らの目的は、おとだまの力を暴走させることで、現実の法則や時間、空間さえも操る力を得ることらしい。
この勢力は、禁じられた「破壊の旋律」という力を利用しており、この旋律はおとだま力を異常に引き出し、物理法則や感情のバランスを崩す恐ろしい力を秘めている。
「破壊の旋律団」が追求する破壊的な力は、世界を支配するための手段であり、その目的は「調和を乱し、支配者となること」。しかし、彼らが引き起こす暴走の結果、世界全体の崩壊を招く可能性が高いというリスクもある。
破壊の旋律団のリーダーや幹部は、感情的に歪んだり、過去のトラウマや怒りからこの力を求めている人物が多く、このため、彼らのパフォーマンスは破壊的で攻撃的であり、反発的で激しいものとなる傾向がある。
・TrendSyncLIVE
トレンドシンクライブ
TrendSyncLIVEは、この世界における最も重要な「魔法」の行使の手段だ。
歌、ダンス、そしてファッション（デザイン）が一体となり、世界の秩序やエネルギーを動かす強力な力を生み出すことができる。
特に「歌」と「ダンス」には、感情や思いが込められることで、おとだまの力を増幅させ、パフォーマンスが単なる技術的な競技ではなく、感情と心の成長の証明となる。
・歌：おとだまに宿る力を引き出すためには、歌の歌詞やメロディ、リズムに込められた感情が重要だ。特に歌う者の心が強く、清らかであるほど、その力は増幅される。
・ダンス：身体を通じて感情を表現するダンスは、世界のエネルギーを動かし、視覚的にも強力な影響を与える手段となる。動きやリズムが、おとだまと直接的に共鳴し、力を引き出すだろう。
・ファッション：服装はただの装飾ではなく、おとだまに対する態度や意志、さらにはその人の内面を表現する重要な要素だ。桃音のようにデザインを通じてアイドルを変身させる力は、まさに「ファッション」として物理的な力を生み出す。
・光畑高校
みつはたこうこう
夕空翼、結城桃音、正城朱希、姫乃千咲、姫乃優の通う高校。全員普通科に通っており、歌やダンスのレッスンは学外で行っている。
・星原アイドル育成学校
ほしはらあいどるいくせいがっこう
月見里朧、月見里日和、白露夢菜、赤羽根愛の通う高校。その名の通り、アイドル育成+普通科目も学べるれっきとした高校である。